2011年12月8日木曜日

Reeder for iPadでフィードごとにすべて既読にする方法


僕はRSSリーダーとしてはずっとGoogleリーダーを使ってきているので、iPhoneやiPadでのフィード消化にはGoogle Readerと同期するアプリとして評判の良いReederをずっと使ってきました。最近Mac版も購入して改めて気になったのですが、iPad版だけ他のものと動きが異なります。

Reeder for iPadの違い
iPhone版(とMac版)ではフォルダを選ぶとフォルダに含まれるフィードの一覧を表示でき、そこでフィードを選ぶことであるフィードに含まれるエントリだけを表示させることができるのですが、iPad版だけはフォルダを選ぶといきなりフォルダに含まれる全フィードのエントリが表示されてしまいます(ラベルで区切られているので見分けはつきますが)。

あるフィードのエントリだけを既読にできない?
これで困るのは、iPad版ではフィード単位に「すべて既読(mark all as read)」にできない、という点です。うまくフォルダ分けできていればフォルダ単位のmark all as readで問題ないかもしれませんが、細かく分けすぎると使いづらくなりますし、日々の忙しさによってはフォルダ中の特定のフィードだけ飛ばしてしまいたいこともあります。

設定項目を隅から隅まで確認しましたが見つからず、アップデートのたびに機能追加されないかなぁ…と1年以上待っていたんですが、つい最近やり方を発見しました。最初からできたのか…orz

フィードごとにエントリを表示する方法
やり方は簡単で、フォルダが表示されている画面でフォルダをピンチアウトするだけ。こうすると、フォルダに含まれるフィードの一覧が表示されるので、その中から好きなフィードを選べば特定のフィードに含まれるエントリだけを表示できます。この状態で「mark all as read」を選べばOK。

フォルダがスタック(紙の束)になっていたのは「(Photoアプリと同じように)ピンチアウトできるよ」ということだったんですね。まったく気づきませんでした。

2011年11月24日木曜日

リマインダーの繰り返しタスクは、iOS以外から完了にしてはいけない

繰り返しタスクが繰り返されなくなる現象を不思議に思ったので調べてみたら、驚きの事実が明らかに。どう作ったらこうなる。

iCloud:カレンダーイベント、リマインダー、To Do、およびタスクの動作はアプリケーションによって異なります

関連するところを抜き出します。

  • 繰り返しリマインダー機能をサポートするクライアントは、iOS 5 および Outlook のみです。 
  • OS X Lion では iCal からリマインダーにアクセスします。  
  • iCal は繰り返しリマインダーをサポートしません。iCal で繰り返しリマインダーを既読としてマークすると、ほかのアプリケーション (Outlook など) で繰り返されなくなります。
  • icloud.com/calendar は繰り返しリマインダーをサポートしません。icloud.com で繰り返しリマインダーを既読としてマークすると、ほかのアプリケーション (Outlook など) で繰り返されなくなります。 
  • Outlook は繰り返しイベントおよび繰り返しリマインダーをサポートします。ただし、icloud.com/calendar や OS X Lion の iCal など、一部のクライアントでは繰り返しリマインダーがサポートされません。
  • Outlook で繰り返しタスク (リマインダー) を作成できますが、OS X の iCal や icloud.com/calendar で繰り返しタスク (リマインダー) を完了としてマークすると、繰り返されなくなります。このような状況を避けるため、繰り返しタスク (リマインダー) を完了としてマークする必要がある場合は、Outlook または iOS 5 から操作してください。
  • iCal や icloud.com から誤って完了としてマークしたタスク (リマインダー) をもう一度有効にしたい場合は、Outlook でマークを解除します。タスク (リマインダー) が再び有効になり、繰り返しサイクルが再開されます。

つまり、繰り返しタスクをきちんと扱えるのはiOSのリマインダーとOutlookのみ、ということ。こんなよくわからない制限は、アップデートによる一刻も早い修正を希望します。いやほんとに。

goodNite - 好きな音楽で目覚めたい人のためのアラームアプリ

自分は昔から目覚ましとして音楽を長時間かけないと起きられない性質で、iPod Classicを使っていた時はよくプレイリストを目覚ましにしていました。ところが、iOSになってからはデフォルトアプリでプレイリストを目覚ましに使うことができなくなって困っていました。

色々探したのですが、goodNiteというアラームアプリを見つけてからずっとこれを使っています。あまり有名でも人気が高いわけでもないのですが、これだけが本当の意味でプレイリスト再生に対応したアラームアプリで、再生する音楽の自動的な変更はこのアプリでしかできません。これは、膨大な音楽ライブラリを持っている人にとっては非常に重要な機能です。



本当の意味でのプレイリスト対応
これは単純に、iPod Classicと同様目覚まし音としてMusicアプリの「プレイリスト」を設定できるという意味です。当たり前のように聞こえますが、意外なことにApp Storeの目覚ましアプリのほとんどはこれができません。プレイリスト対応をうたっているアプリですら、できないものがほとんどなのです。そういったアプリは実際何ができるのかというと、プレイリストから再生する曲が選べるだけです。おそらく、iOS標準の音楽選択機能を使って開発するとああなるのでしょうね。アラームアプリで一番有名だと思われるAlarm Clock Proですらこの有様です。自分のように、プレイリスト対応という謳い文句につられてお金を払ってしまわないようにしましょう。
ちなみに、通常のプレイリスト(再生する曲を固定で選ぶ種類のプレイリスト)を使えれば良い人にとってはこれでも十分です。しかし、自分は目覚まし音としてスマートプレイリスト(再生する曲を自動的に選択する種類のプレイリスト)を指定したいので、goodNite以外のアプリでは不十分でした。

自動で毎朝違う音楽を目覚ましに
スマートプレイリストを目覚ましにすると嬉しいのは、毎日自動的に再生される音楽を変えられることです。つまり、何もしなくても毎朝違う音楽で目を覚ますことができる、ということです。
自分の場合は、次のような条件を設定したプレイリストを作成し、これを目覚まし音に指定しています。

  • Media Kind is Music
  • Rating is ★★★★★
  • Last Played not in the last 2 months

こうすることで、お気に入り(★5つをつけた)曲で最近聴いていないものが毎朝自動でかかるようになります。一度目覚ましで再生されると、次回からそれらの曲は除外され、また日が経つにつれて少し前に聴いた曲が新たに対象になってくるため、毎日飽きずに起きる、というわけです。膨大な音楽ライブラリを持っている人におすすめです。

追記:
2011/11/16のアップデートでなぜか音楽が再生されなくなりましたが、再インストールでまたうまく動くようになりました。その時に代わりのアプリを探したのですが、相変わらず見つからずです。どうして他のアプリにはこれができないんでしょう?

格ゲー配信イベントカレンダー

格闘ゲームで自分が見る配信イベントのカレンダーを(自分向けに)作りました。
今のところスパ4中心で、定期配信としてNSB.tvとtopanga.tv、あとは目についたイベントや大きな大会配信予定を入れていきます。

iCalのアドレスは以下です。このアドレスを使えば、自分のカレンダーアプリに組み込むことができます。

https://www.google.com/calendar/ical/oa657v56903km2joe7e8uorcrc%40group.calendar.google.com/public/basic.ics



2011年11月22日火曜日

せんとす vs こくじんキター

せんとすカーニバルの決着をつけるべく、生放送でガチ対決だそうで。

11月24日 23時開始

10本先取

ニコ生配信

スカイプでしゃべりながらやるそうなので、ガチ勝負とかよりはトーク、特に煽り合いに期待ですね!

参考:
せんとすカーニバル2 一回戦第一試合


関連リンク:
格ゲー配信イベントカレンダー

2011年11月21日月曜日

Box.netが期待はずれすぎる

50G無料キャンペーンで一躍有名になったBox.net。自分もこのニュースを受けてさっそく登録し、あわよくば自炊PDFの原本格納場所にしようかと思っていたのですが…日常的に使うには問題点が多すぎました。

重すぎる
WebやWebDavでアクセスできるのですが、特にWebDavでのアクセスは重すぎて使い物にならないレベルです。それでも閲覧だけならまだましなのですが、ファイルのアップロードやファイルの移動など更新系操作は異常な重さで、ほとんど実用的ではありません。

アップロードが煩雑
アップロードソフトウェアはBox.netのサイトやMac App Stroreで配布しているのですが、Mac App Storeのものは現段階でまともに起動しません。また、このソフトウェアではフォルダのアップロードに対応していないため、50Gの大容量を活かそうにもファイル単位でアップロードせざるを得ず、アップロードの低速さや信頼性の低さとあいまって、望みのファイルをアップロードしきることがほとんど不可能でした。
一応、Box.netのサイトではフォルダアップロード可能なアプレットが存在するのですが、後述するアップロード制限のせいでほとんど意味がありません。

アップロード制限が厳しい
1ファイルあたり100Mまでの制限があるため、大きめの自炊ファイルはアップロードできません。また、前述のアプレットでフォルダごとアップロードしようとしても、1アップロード操作あたり10ファイルまでしか対応していないようで、それ以上指定してもうまくアップロードされません。WebDav経由でもこの制限は生きているようで、謎のエラーが発生したり、無応答になったり、成功と返ってきたはずが失敗していたりします。

信頼できない挙動
特にWebDav経由の操作で顕著なのですが、更新操作は失敗が多く、また実際は失敗していても「成功」のように見えることも多いため、信頼できません。アップロードに成功したはずのファイルが存在していないこともあり、このままでは原本置き場としても作業ファイル置き場としてもとても使うことはできません。
また、更新操作後はまともに閲覧(フォルダ内のファイル表示など)すらできなくなることが多く、こうなるといったんマウントを解除するまでなおらないことが多いです。

ローカルファイルシステムと自動同期できない
これはささいな点ですが、パーソナルユースではDropboxやSugarSyncのようなローカルファイルシステムとの自動同期はできません。

現段階では使いものにならない
少なくとも現段階では、ストレージとしての信頼性が低すぎます。容量が多く、WebDav経由で使えるなど注目すべき点も多いので、上記問題点の解消を待ちたいと思います。

代わりにどうやっているか?
このあたりに書いてます。

Google Docsに自炊の原本を保管
既存クラウドサービスとiCloudの使い分け


Google Docsに自炊PDFの原本を保管

今までは自炊した本を自宅NASに置いていたのだけど、最近ファンの調子が悪いようで、異音が目立つようになってきました。もうかれこれ5年以上使っているので、いつ壊れてもおかしくありません。

というわけで、自炊した本をGoogle Docsの追加ストレージ(80G)へ集約しました。

Google Docsの特徴
Google Docsのストレージは、無料での容量が1Gと少なめで、Dropboxのようにローカルファイルシステムとの自動同期はできないものの、次のような利点を持っています。
  • 追加ストレージが最も安価(20Gあたり 400円/年、30円/月程度)
  • ファイルサイズ制限がない
  • 職場からもアクセス可能
自分は多くの技術書を自炊してPDF化しているため、これら3つの点はPDF原本の保存場所として非常に重要です。値段は説明不要と思いますが、ファイルサイズに制限があった場合には原本の一括管理がそもそも不可能になってしまいますし、職場からアクセスできない場合はせっかく購入した技術書を仕事で参照できなくなってしまいます。
反面、自炊した本の参照頻度はそこまで高くはなく、頻繁に参照する場合は後述するようにDropboxに一度だけコピーしてしまえば良いため、ローカルファイルシステムとの同期はそこまで必要にはなりません。
さらに、Googleの主力サービスの一つであるため、継続性という点でもある程度信頼できます。

というわけで、Google Docsに決めました。参考までに、比較対象としたサービスの評価についても書いておきます。

Sky Drive
特徴
  • 無料での容量が多め(25G)
  • 追加ストレージが購入できない
  • ファイルサイズ制限が厳しい(50M)
  • 5Gのみローカルファイルシステムと自動同期が可能、Macでも可
評価
  • 自炊PDFはサイズが大きいため、50Mでは多数のファイルがアップロード不可
  • 通常のファイルでも50Mを超えるものは多いため、一般用途でも使いづらい

Dropbox
特徴
  • ファイルサイズ制限なし
  • 無料での容量が2Gと少なめ(ただしキャンペーン等で5G程度まで増量可)
  • 追加ストレージの価格がやや高め(20Gあたり 3200円/年、300円/月程度)
  • ローカルファイルシステムと自動同期が可能
  • 利用可能デバイスの種類や数に制限がない
  • 対応アプリが多い
    • GoodReader、i文庫など
使い方
  • 同期機能が強力なため、現在読書中のPDFを置く場所として活用
  • その他、現在作業中のファイルを格納する場所として幅広く利用
  • アカウントを持っていない人は、こちらから登録すると初期容量が増えます

SugarSync
特徴
  • 無料で利用可能な容量の多いDropBox
  • 追加ストレージの価格がやや高め(20Gあたり2700円/年、270円/月程度)
  • 対応アプリはDropboxほど多くない
  • アカウントを持っていない人は、こちらから登録すると初期容量が増えます
使い方
  • 以前は自炊PDFの原本置き場として使っていたが、現在は利用していない
  • やや利用頻度の落ちるデータの格納先(アーカイブ)として利用
  • Dropboxに格納していたデータを余り使わなくなったタイミングでSugarSyncへ移動

Box.net
特徴
  • 無料で利用可能な容量が多い(50G)
  • 追加ストレージの価格が安い(20Gあたり 300円/年、30円/月)
    • ただし、1000G一括でしか購入できない
  • 無料ではローカルファイルシステムとの同期不可
  • 全般的に重い
  • 更新操作の信頼性が低い
  • サイズ制限がやや厳しい(100M)
使い方

iCloud
特徴
  • iWorkおよびiOSアプリケーションのみ
    • Mobile Documentsフォルダを使えばあらゆるファイルを扱えるが、正式な使い方ではない
  • バックアップや他の用途と共用であることを考えると、無料で利用可能な容量が少なめ(5G)
  • 追加ストレージの価格がやや高め(20Gあたり 3400円/年、300円/月程度)
使い方
  • Keynoteファイルの保存


参考エントリ:
Box.netが期待はずれすぎる